一時的な不眠には睡眠改善薬

睡眠導入剤、睡眠薬は、医師の処方がなければ入手することができませんが、一般薬局で自分で購入できる不眠のための薬があります。それが「睡眠改善薬」というものであり、一時的な睡眠効果のある薬として取り扱われています。

新しい薬事法の分類では、※第2類医薬品とされています。

睡眠改善薬は、長期的な不眠症への効果はありませんが、一時的な不眠に効果を与えるものです。生活環境の変化によって眠れない、枕が替わって眠れない、海外へいって眠れない、急な心配事があって眠れない、イベント前で緊張して眠れない、眠りが浅い、などなどの例のように、一時的な不眠に対応するものです。

睡眠改善薬の主成分も睡眠薬とは異なります。抗ヒスタミン剤の「塩酸ジフェンヒドラミン」が主成分となっています。一般的に抗ヒスタミン剤の特徴は、花粉症や風邪などのくしゃみや鼻水を抑える働きがあります。

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ヒスタミン剤には脳を覚醒させておくという働きがあります。抗ヒスタミン剤は、それをブロックすることで、催眠効果が現れるというものです。

日本で初めての睡眠改善薬として、エスエス製薬の「ドリトル」という薬があります。他社からは、グラクソ・スミスクラインから「ナイトール」など、他にも数社から睡眠改善薬は発売されています。

どれも成分である塩酸ジフェンヒドラミンの量が50mgと同量ですから、効果のほどは、ほぼ同じと考えてよいでしょう。

購入は1人1回につき1個までという制限があります。また既に不眠症の治療を受けている人は飲めません。

その他、医療機関に通院中の人については、医師に相談した上で服用を決める必要があります。医師の処方が必要でないからこそ、各自で管理し、きちんとした分量を決められた回数だけ服用することが重要なのです。

※第2類医薬品とは:
副作用、相互作用などの項目で安全性上、注意を要するもの。またこの中で、特に注意を要するものを「指定第2類医薬品」(「第②類医薬品」と表記)とする。

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