高齢者の不眠の原因は? 

高齢になると、どうしても寝つきが悪くなり、早朝、早くから目覚め、また夜中には何度もトイレに起きてしまうなど、なかなか熟睡するのが困難になります。

高齢者の不眠の原因には次のようなことが考えられます。

・若いときほど体を動かさなくなり、消費するエネルギー量が減少していること
・加齢により最高体温が低くなったこと
・1日の体温サイクルがずれてしまうこと
・睡眠作用を促す「メラトニン」というホルモン分泌が少なくなること

などが原因とされています。

人の眠気には体温が関係しています。人間の体温がもっとも低いのは起きる直前であり、夜寝る前に最も高くなります。そして眠りに入っていくと体温が下がってきます。このように体温が下がるときに人は眠気を感じ、また体温低下の幅が大きいほど眠気を感じるのです。

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しかし高齢になると、最高体温が低くなるため、体温の高低の幅が小さくなり、眠気を感じにくくなります。

体温サイクルがずれるとは、どういうことかというと、高齢になると一日のサイクルが前倒しになってきます。体温が上がるときに人は目覚めるわけですが、高齢者はサイクルが前倒しになり、早めに体温が上昇してしまうため、朝早く目覚めてしまうようになるわけです。

メラトニンとは、眠気を誘発するホルモンで、脳からメラトニンを分泌するように指令がでると血液中に分泌されます。メラトニンは、眠気を誘発するホルモンですが、このホルモンは、日中に光を浴びることによって、脳が指令を出します。

その昼間に出された指令が、夜になるとメラトニンの分泌を開始させます。ですから、昼間に太陽の下で日の光をたくさん浴びるとメラトニンも分泌され夜眠気をもよおす、というメカニズムになっています。

高齢になると、ある程度の不眠は仕方ないところではあります。しかしより良い眠りを得るための工夫をすることはできるわけですね。

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