物忘れの予防・改善には手の指の運動
「人や物の名前が思い出せない」「物の置忘れが多くなった」「以前は興味を持っていたことに関心がなくなる」
中高年になると、こうした物忘れや、興味・意欲の減退など、脳の衰えを示す症状の現れる人が多くなります。
しかし、これを「年だからしかたがない」と放っておいていいのでしょうか。実は、これらは認知症の前兆かもしれないのです。
ボケの初期症状は、取るに足らない症状であることがほとんどです。それまでできていたことが急にできなくなって、「おかしいぞ」と気づいた時点で、ボケ予防に努めることが重要です。ボケのほとんどは初期であれば治療をすることができ、進行を抑えたり、症状を改善したりすることができるのですから。
さて、物忘れやボケの予防・改善にはいろいろな方法がありますが、特に効果が大きいのは手の指を使う運動でしょう。
手は「第二の脳」と呼ばれ、身体の中でも脳との結びつきが最も密接だと考えられています。たとえば、ペンで字を書く、針に糸を通す、といったきわめて繊細な動きができるのも、手と脳の結びつきがとても強いからなのです。
脳の一番外側を覆う部分を、大脳皮質といいます。大脳皮質は、いくつかの領域に分かれ、動作にかかわる領域として特に重要なのは、知覚を担う領域(感覚中枢)と、運動を担う領域(運動中枢)です。
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