記憶力や集中力も大幅に向上する指運動
以上、三つの手の指運動は、それぞれの脳の感覚中枢と運動中枢の働きを高めるためのトレーニングです。これを行うと、脳が広範囲に活性化し、脳の血流が大幅に増えます。皆さんはうまくできたでしょうか?
中には、指曲げや指そらしがうまくできないという人がいるのではないでしょうか?そういう人は、無理をせず、少しずつ慣らしていってください。指は、少し曲げたりそらしたりするだけでも、大いに脳を刺激してくれます。
一つの運動だけでも効果がありますが、三つを併せて行えば、より効果が高まります。三つの運動をワンセットずつ、できれば毎日行うといいでしょう。
三つすべてを行っても、要する時間は3分程度です。そんなに短い時間で効果があるのかと思う人もいるかもしれません。しかし、実際にやってみれば、手の指を動かしているだけなのに、腕や頭までがポカポカと温かくなってくるのが分るはずです。これは、脳の血流が活発になっていることを現しています。
これまで、手の指を使う運動は脳梗塞や認知症の患者さんの多くに取り入れられています。今回ご紹介した三つの運動は、その中でも特に効果が大きいものです。
実際、脳梗塞を起こした患者さんに、これらの指の運動をやってもらうと、後遺症が劇的に回復する例が多いのです。それは、指運動によって血流量が増えたことに加えて、脳の神経細胞が死滅した神経細胞の働きを補って働き出したためと考えられます。もちろん、物忘れや軽いボケにも効果があります。
また、脳の血流が増えれば、脳内の情報伝達能力が上がるため、集中力や記憶力も大幅に向上します。
したがって、若い世代の人でも、指運動を行うことで、仕事の能率を高める効果が期待できます。
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