ビジネスマナーが今なぜ注目されるのか?
近年、社会全般にわたって、マナーの低下が著しくなってきたようです。これはマナーそのものが軽視されているからなのか、マナーの存在そのものを知らないからなのか、いずれにせよ、学校、企業、地域のいたるところでマナーの崩壊が見受けられます。
マナーというのは社会にでる前にしっかり身につけるものという考えが、本来は社会常識でした。しかし、最近はそうでもないようで、社会人となった若い人の中でも目を覆うばかりの無作法がまかり通っています。
短絡的にきめつけてはいけませんが、ひとつにはインターネットの弊害がひとつの原因となっているのかもしれません。
ここ10数年でインターネットの普及は、またたく間に利用者の裾野を広げてきました。パソコン上ばかりでなく、携帯からのネットへのアクセスなど、もはやインターネットは、生活上のインフラといってもいい存在になってしまいましたね。
そしてネット上での、利用者のマナーはいまや最悪な状態に至っているともいえるでしょう。特に最近では、特定の掲示板、特定のサイトのみならず、あらゆるサイト上で傍若無人な言動(書き込み)を行なう人達が急増しています。
また、学校でのいじめに「裏サイトでの中傷」という大きな項目が加わりました。サイト上で、学校の生徒や教師を名指しで中傷するような行為が頻繁に見受けられるのです。日本における一部のネット利用者の礼儀作法というものは、地に堕ちた状態といわざるをえません。
そのような人たちも、まさかリアルの世界でまでネットと同様に傍若無人であるかというと、必ずしもそれほどひどくはないと思われます。
傍若無人なふるまいや横柄な態度、乱暴な言葉遣いをそのまま実社会に持ち込めば、たちまちにして、その人は自ら孤立状態をつくることになります。当然ながら、会社勤めなど無理なお話です。就職難のこの時代、そのようなことで世間を渡れるほど、今の社会は甘いものではありません。
しかし、リアルとバーチャルの境界が曖昧になってきたという現実もあります。ネット上の世界と実社会との区別がつきにくくなった人たちも増加傾向にあるという現実が一方にあるわけですね。
そういう背景もあり、現在至るところでマナー、特にビジネスマナーの重要性について説かれています。ビジネスマナーをしっかり学ぶことで、ライバルと差別化しようということです。
本来は、既に身についていて当然のものなのに、それによって差をつけるというのも皮相なことではあります。しかし、現実として、ビジネスマナーが有効である以上は、そして自分にその自信が無い場合には、積極的に利用すべきでしょう。
すこしでも就職に有利なものを身につけたいという人。常識ある大人となって、早く一人前の仕事をこなしたいという人。一刻も早く出世して、お金を稼ぎ地位と名誉を確保したい人。
おのおのの目指すところは違っても、前向きに将来を見据える場合、社会に出る前から、しかるべきビジネスマナーを身につけておくのは大切なことです。
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