関節リウマチの進行するタイプ

関節リウマチの経過は人により異なりますが、患者さんの約70%は、軽症のまま経過します。(あまり進行しないタイプ)

この場合は、関節の破壊の進行が比較的ゆっくりで、手や足の指などの小さな関節は、いろいろな変形や障害を受けますが、膝や股関節などの大きな関節ではほとんど進行が見られません。

つまり、「あまり進行しないタイプ」の患者さんの多くはそれほど大きな機能障害が起こらないので、関節リウマチのために手術することはないと思われます。家庭でも職場でも、手術を考えなくても自立した日常生活を送ることができます。それまでに起きた変形を残しながら、炎症も次第に治まっていきます。

残りの30%の患者さんには、長年にわたって徐々に進行して、全身の関節が破壊されていくケース(徐々に進行するタイプ)と、急速に進行して多くの関節が破壊されるケース(急速に進行するタイプ)があります。

このような場合には、通常、抗リウマチ薬は効果が少なく、関節破壊を止め得ないことがよく起きます。また、関節が壊れて痛いときは、痛み止めで抑えられる程度を超えて抑えようとすると、胃潰瘍などの副作用が起きることがあります。

このような場合には、適切なタイミングで関節の手術をして痛みをやわらげ、歩いたり、手を使ったりする機能を保っておくことが大切です。

いずれにしても、関節リウマチをできるだけ早く発見して、早くから治療を始めることが重症化を抑え、運動機能を保つ上で非常に重要です。

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