関節リウマチと検査
患者さんの症状や所見から、関節リウマチが疑われたら、さまざまな検査をして診断を確かめます。また、診断が関節リウマチと確定して治療を始めてからも、治療の効果や副作用を見るために、検査は定期的に行います。
治療を始めたら3ヶ月に1回くらい、血液と尿を採取して検査をします。これにより、薬の副作用や関節リウマチの活動性(=どのくらい活発化)をチェックすることができます。
【血液検査】
▼炎症反応(CRP、赤沈)
関節リウマチの重症度や活動性をはかる指標になります。CRPが陽性のときは、全身性の炎症が存在することを意味します。その値は炎症の程度とよく相関するため、炎症の強さを調べるためには欠かせません。
赤沈(赤血球沈降速度)値も同様の意味を持ちますが、いろいろな原因で亢進するので、解釈が難しいこともあります。
▼貧血(赤血球数、Ht、Hb、血小板数)
関節リウマチの患者さんは、貧血を合併しやすくなります。貧血では、一般に赤血球数、ヘマトクリット(Ht)値、ヘモグロビン(Hb)値、血小板数が低くなります。
▼免疫反応(RF、免疫グロブリン値)
関節リウマチの患者さんの約80%がリウマトイド因子(RF)陽性となります。また、関節リウマチは炎症が続く病気なので、免疫に関係する蛋白である免疫グロブリンの値も高くなります。
▼肝機能(GOT(AST),GPT(ART))
関節リウマチとは直接関係ありませんが、薬の副作用や他の病気の合併を調べるために行ないます。肝臓が障害を受けると、GOT(AST)やGPT(ART)の値が高くなります。
▼腎機能(K,BUN,血清クレアチニン)
関節リウマチとは直接関係ありませんが、薬の副作用や他の病気の合併を調べるために行ないます。カリウム(K)値の異常や、血中尿素窒素(GUN)、血清クレアチニン値の増加は、腎機能の低下を意味します。
【尿検査】
▼尿蛋白、尿沈渣(にょうちんさ)
尿の検査では、蛋白や糖が出てないかを調べます。また、沈渣といって、白血球や赤血球が尿中に含まれていないかなどを調べます。この検査で関節リウマチかどうかを調べるわけではありませんが、薬の副作用や他の病気の合併などを調べることができます。
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