関節リウマチの薬物療法はどう行なうか?

▼生物学的製剤

生物学的製剤とは、最新のバイオテクノロジー技術を駆使して開発された新しい薬で、生物が産生したたん白質を利用して作られています。

関節リウマチの炎症や痛み・腫れ、そして骨や軟骨などの関節破壊を引き起こす原因となる物質を抑えることにより、その効果を発揮します。この生物学的製剤の登場により、関節リウマチの治療は大きく進歩しました。

現在、日本では4種類の生物学的製剤が使われています。いずれも注射薬です。インフリキシマブ、エタネルセプト、アダリムマブは、TNFという物質の働きを直接抑えるものですが、構造の違いから抗体製剤(インフリキマブ、アダリムマブ)と受容製剤(エタネルセプト)に分けられます。トシリズマブは、インターロイキン6(IL-6)という物質の働きを抑えます。

これまでのDMARDに比べ、生物学的製剤には非常に高い炎症抑制作用がありますが、投与中は特に肺炎や結核などの感染症に注意が必要になります。生物学的製剤の治療を開始するに当たっては、その必要性、効果、安全性、費用に関して医師と十分に相談することが大切です。

▼TNFとは?

TNF(Tumor Necrosis Factor:腫瘍壊死因子)は免疫機能や炎症反応に関係するサイトカイン(活性因子)と呼ばれる物質の一種で、関節リウマチの炎症や痛み・腫れ、そして骨や軟骨などの関節破壊を引き起こす代表的な物質です。

関節リウマチの患者さんの関節内では、TNFが過剰に作られていることがわかっています。

▼漢方薬

関節リウマチに漢方薬が使用されることがありますが、治験により明確な効果が確認されているものはないようです。

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