仮面うつ病について
仮面うつ病という症状があります。あれこれと身体的な症状を訴えるものの、その原因がどうも明確ではなく、医師も含めた周囲の人は、「気のせい」ではないかと考えがちな症状です。
本人は、「どうも最近、よく眠れない」「食欲がない」「背中が痛い」などの症状を訴えます。
仮面うつ病は、このような症状のときに多いようです。しかし仮面うつ病は、確かに「病気」に違いないのです。感情の障害が考えられますので、周囲の人の理解と協力が何より必要になってきます。
本人の訴えを「気のせい」どころか「わがまま」とさえみなし、本人の気持をますます追い詰めてしまうことのないよう、気をつけなければなりません。本人に十分な休養をとるよう「積極的に」勧めてあげたいところです。
仮面うつ病でご本人が訴える身体的な症状として、具体的には下記に挙げるようなものがあります。これらの症状は周期的に、あるいは季節的に起こることが多いようです。また1日のうちでも変化があり、朝方が最も症状が強く、夕方になるとおさまります。
●全身の倦怠感、疲労
●頭痛
●食欲不振
●睡眠障害
●めまい
●動悸
●悪心
●首筋のこり
●疼痛
●体重の減少
このように、仮面うつ病で訴える身体症状は多様な形で現われます。女性の場合には、生理不順や無月経が、男性ではインポテンツとなることもあります。
仮面うつ病の治療は、うつ病に準じます。まずは正確な診断と専門的なチェックを受診することが先決でしょう。また注意しておきたいのは、仮面うつ病による睡眠障害の場合、通常の睡眠薬では効果がないことが多いようです。その場合は、抗うつ薬が処方されます。
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