躁うつ病とは
躁うつ病(そううつびょう)とは、悲哀感を主とした「うつ状態」と、爽快感に象徴される「躁状態(そうじょうたい)」が現われる感情障害のことです。
この病気には、主として遺伝的、性格的要因が影響しているものと考えられていますが、病状が落ち着くと、正常な人格に戻るという特徴があります。
▼躁うつ病のチェックとして
躁うつ病の場合、診断の根拠となる明白な身体的な症状がありません。チェックのやりにくい対象といえるでしょう。そのため精神症状あるいは経過から判断することになります。その際、うつ状態や躁状態が、脳の器質的な障害等、他の病気から発症しているのではないことを明らかにするための「鑑別診断」が重要となります。
▼躁うつ病の経過と予後
躁状態とうつ状態のそれぞれの病相は、数週間から数か月とさまざまです。しかし「いずれにしても良くなる」のは確かなことです。とはいいながらも、長期的にみると常に再発の可能性があり、本人、周囲とも爆弾を抱えて生活しているようなものかもしれません。そのため予後を推定することは困難な状況です。
躁状態とうつ状態の両方の病相をもつものを「双極型」、うつ病相あるいは躁病相だけをもつ「単極型」といいます。一般に双極型よりも単極型のほうが長期的な予後はよいといわれます。
※病相とは、ある期間持続する一定の病状のことをいいます。
▼躁うつ病の類型について
●「双極型うつ病」・・・双極方には2つの現われ方があり、一時的に正常に戻りながら、躁病相とうつ病相を行ったり来たりする場合と、一方、正常期間をもたずに躁病相から一気にうつ病相へ、またうつ病相から一気に躁病相へと移行する場合があります。
●「単極型うつ病」・・・うつ状態となる病相期がある一定期間続いたあと、中間期として正常な期間があり、その後またうつ状態となる病相期が訪れます。
●「単極型躁病」・・・躁状態となる病相期がある一定期間続いたあと、中間期として正常な期間があり、その後また躁状態となる病相期が訪れます。
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