うつ病対策としての精神療法

うつ病を含めた精神性の病の治療には、抗うつ薬や抗不安薬といった薬による薬物療法が重要な役割を占めています。しかし、薬物以外に、催眠カタルシスや自由連想法、精神分析療法、といった精神療法による治療が行われることがあります。

以下、うつ病にもよく用いられるさまざまな精神療法をご案内しておきます。

▼催眠カタルシス

催眠を用いた暗示によって、うつ症状の改善を図る精神療法です。催眠療法とも呼ばれます。過去の体験が原因となっている、葛藤や感情を表出することによって、心の緊張を解くものです。

▼精神分析療法

治療をする人との信頼関係を通して、心の底にある無意識の葛藤など、問題をチェックし、本人も気づかなかったことを浮かび上がらせることで、不安やコンプレックスなどの障害を取り除こうとする精神療法です。元々は、フロイトによってはじめられた治療方法であり、現在、最も多く用いられている方法の一つです。

▼自由連想法

精神分析療法のひとつとして、これもまたフロイトが編み出した治療法です。心に浮かぶことを何一つ省くことなく、そのままの順序で報告することによって、本人が気づいていない無意識下での心の動きを探ろうとするものです。

うつ病そのものではありませんが、たとえば、神経症のひとつに、ヒステリーがあります。ヒステリー症状は、他人の目に触れるところで起こるのが特徴で、突然倒れたり、健忘を起こします。これには発病することにより、自分の社会的な立場を有利にしたいという願望の現われだと言われています。

ヒステリー症状は、かつては女性特有の神経症のひとつとされていましたが、現在では男性にもみられます。ヒステリーの場合、催眠カタルシスで感情の発散をはかる暗示療法や、自由連想法による精神分析法がよく用いられています。

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